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Dell W0391


キーボードにテンキーまで搭載するワイドなA4フルサイズノートを導入する目的は、デスクトップPCに代わる自宅のメインマシンとしての利用がほと んどだろう。具体的には、「BDタイトルの再生を含めた高解像度動画の視聴」「Flashベースでもかなり重い処理を必要とするWebサービスの利用」 「それなりに3Dグラフィックス性能を必要とするオンラインゲームやMMORPGを楽しむ」といったことが挙げられる。これらの用途では、当然のことなが ら、目的に見合ったCPUパワーや3Dグラフィックス性能を満たしていることが前提だ。一方、利用目的が「Webブラウジング」や「オフィスソフトの利用」「デジカメ画像の整理(RAW現像は除く)」といった、それほどシステム性能 を必要としない処理の場合は、A4フルサイズノートはかえってオーバースペックになってしまう。コストパフォーマンスを考えると、「 4K085 」や 「NetTop」を導入したほうがいい。A4フルサイズのノートPCには、パワフルなCPUとグラフィックスが搭載されることが多く、そうしたスペックのモデルは価格が高くなってしまう 傾向になる。実際、量販店にずらりと並んでいるその手のノートPCを眺めると、大手メーカー製のモデルでは10万円を超える価格帯が多い。しかし、ホワイ トボックスやショップブランドのPCであれば、同程度の金額を出すと、ワンランク上の性能を持つデスクトップPCが買えてしまうため非常に悩ましい思いを している人もいるはずだ。そんな悩みを抱えている人やデスクトップPCの代替にA4フルサイズノートの購入を検討している人に、マウスコンピューターの「LuvBook」シリーズはうってつけだ。BTOメニューの選択を駆使すれば、6万円を切る低価格構成から10万超のハイスペ構成まで予算に合わせて自在に構成を選べるようになっている。このLuvBookに、新たに「LuvBok R」 シリーズが追加された。Rシリーズは、グラフィックスにAMDのRadeonHDシリーズを選べる点が、ほかのシリーズとの大きな違いで、AMDのGPU 切り替え技術「PowerPlay」にも対応する。今回は、その中で「LuvBook R400X2」( Dell W0391 )に触れる機会を得たので紹介しよう。R400X2は15.6型のワイド液晶を搭載し、最大解像度は1366×768ドット、キーボードにテンキーまで備えるA4フHDDは750Gバイト(2.5インチ、SATA、5400回転)が搭載されている。BTOでは2000円弱の上乗せで1Tバイトに容量アップでき るため、容量不足の不安がある人は検討してみるといいだろう。また、高速転送が可能なSSD(容量は80Gバイト)構成も選ぶことができ、パフォーマンス を追求したいなら検討したい。HDDへは本体底面部のカバーを外すだけでアクセスできるので交換も簡単に行える。 Dell G0767搭載チップセットはIntel HM65 Expressで、CPU内蔵グラフィックス機能のIntel HD Graphics 3000が有効になっている。ただ、前述したように内蔵グラフィックス以外に別途外部グラフィックスとしてAMDのRadeon HD 6730M(グラフィックスメモリー1Gバイト)を搭載する。このグGPUは、AC電源による動作とバッテリーでの動作で自動的にGPUを切り替える 「PowerPlay」という、AMDのGPU切り替え技術に対応しており、バッテリー駆動の時間を延ばすのに一役買ってる。なお、PowerPlayでは、AC電源での動作とバッテリー駆動での自動切り替え、または手動によるGPU切り替えしか行えなず、アプリケーションごと にGPU動作を個別に指定することはできない。AC電源による駆動では、標準でRadeon HD 6730Mを使った動作になる。バッテリー駆動時間は、メーカー公称で約4.6時間以上となっており、枕元に置いて寝る前にBDタイトルを見るという使い 方ならAC電源を使わなくてもすみそうだ。それでは、いつものように各種ベンチマークテストを実行して、R400X2のパフォーマンスを見ていこう。まずはWindows 7のエクスペリエンスインデックスからだ。最高スコアはプロセッサの6.9、シングルチャネル動作が影響しているのかメモリのスコアは5.9、外部グラ フィックスを利用した際のWindows Aeroのデスクトップパフォーマンスと3Dビジネスおよびゲーム用グラフィックスパフォーマンスは6.8と高い値になっている。HDDは5.9だ。BTOによるカスタマイズを利用すれば、8Gバイトメモリのデュアルチャネル動作や、高速なSSDも選択できるため、さらにスコアの底上げは可能だが、体感的には通常の構成で何ら問題ないと感じた。次にPCMark05、PCMark Vantage、3DMark06、3DMarkVantageといった定番のベンチマークと、DirectX 11に対応した3DMark 11を実行した。3DMark 11に関しては、3種類の設定「Entry」「Performance」「Extreme」で計測している。 Dell 1X511また、3Dゲーム系ベンチマークでは、FINAL FANTASY XIV Official Benchmark、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3を行っている。なお、1366×768ドットの解像度ではエラーが出てしまうベンチマークテストは、フルHD(1920×1080ドット)液晶に接続し て計測している。
ベンチマークの結果はグラフの通りだ。これを見ると、パフォーマンスはミドルレンジから上のデスクトップPCにも引けを取らない性能であることが 分かる。FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3で、Lowのスコアがもう少しで1万に届くところまで来ており、やや古めの(DirectX 9ベースの)ゲームであれば、問題なくプレイできるはずだ。また、負荷が高いといわれるFINAL FANTASY XIVも、解像度の調整を行うことでプレイは可能だと思われる。今後登場してくるDirectX 11対応の3Dゲームも低解像度なら動くだろう。こうしたスコアが出ているのは、CPU性能だけでなく外部グラフィックスのRadeon HD 6730Mがかなり優秀であることを意味してる。なお、登場したばかりのPCMark7 Basic Editionも試してみたが、総合スコアは1948となった。これだけの性能を持ちながら、標準構成で8万円を切る7万9800円という価格設定は非常に魅力的といえる。BTOでは、前述した高速SSDをは じめ、Core i7-2620M(2.70GHz)といった高クロックなCPUも用意されており、自分の用途にあわせてシステム性能をさらに引き上げることもできる。ま た、PowerPlayによって4時間以上のバッテリー持続時間が確保できるので、突然の停電など万が一の場合でも安心だ。デスクトップPC代わりになる ノートPCを探している人、パワフルなノートPCが欲しい人は、是非検討候補に入れておきたい。 Dell W5543ルサイズの2スピンド ルノートPCだ。本体サイズは375.8(幅)×253(奥行き)×36.3(高さ)ミリ、重さは約2.5キロと、当然のことにモバイル用にはまったく向 かない。本体デザインは極端な出っ張りや角張った部分もなく、角に丸味を持たせた全体的に柔らかい印象だ。また、天板やパームレスト、スライドパッド部分 といった本体のほとんどが光沢のある外装になっている。液晶パネルもグレアタイプのいわゆる“テカテカ液晶”だ。外装も液晶も光沢だらけなので光沢感だけが際立って目立つように思えるが、けっして安っ ぽい雰囲気にはなっておらず、落ち着いた感じだ。ただし、見る角度によっては指紋が目につくのでそれを気にする人がいるかもしれない。 Dell Inspiron 2200 ACアダプタ インタフェース類は、フルサイズのA4ノートの割にやや少ないかなと感じた。左側面の奥から手前に向かって、ギガビットLAN、冷却ファンの吹き出 し口、アナログRGB、HDMI、USB 3.0ポートが2つ並ぶ。右側面は内蔵の光学ドライブ(BD-RE、DVDスーパーマルチ)が大部分を占めており、ほかに4メディア対応のカードリーダー /ライターとeSATA/USB 2.0兼用ポート、マイクとフォン用プラグが各1基といった具合だ。なお無線LAN(IEEE802.11b/g/n対応)とBluetoothも搭載し ている。 H9566拡張機器の接続は2つあるUSB 3.0対応ポートと、eSATA/USB 2.0供用ポート、Bluetooth機器に依存することになる。例えば、USB 3.0ポートに地デジチューナーとTバイトクラスの外付けHDDを接続して地デジの録画を行おうと思ったら、残っている拡張ポートはeSATA/USB 2.0供用ポートだけになる。また、マウスを使うのであればBluetooth応のもの、メッセンジャーやスカイプなどのコミュニケーションツールを使う場合は、音声通話を行う場合もBluetooth対応ヘッドセットなどを用意して、限られたUSBポートを温存する必要があるかもしれない。キーボードは約19ミリピッチで、アルファベットやテンキーの各キーの形状がほぼスクエアなので打ちにくいということもなかった。ただ、キーを押 し下げたとき、ふわっとした感触なので、カッチリとしたキーボード(入力されたことが分かる感じ)が欲しいと思う人はいるかもしれない。この辺は好みが分 かれるところだろう。Dell 312-0346 バッテリー互換性のある部品番号Dell T5443Dell W5543Dell W5173Dell G9817Dell 3312-0292Dell 312-0326Dell 312-0335Dell 312-0346Dell H9566Dell K9343Dell EUP-K2-B-40Dell PC-VP-WP64Dell G9812Dell M5701Dell P5413Dell 312-0334