キーボードにテンキーまで搭載するワイドなA4フルサイズノートを導入する目的は、デスクトップPCに代わる自宅のメインマシンとしての利用がほと んどだろう。具体的には、「BDタイトルの再生を含めた高解像度動画の視聴」「Flashベースでもかなり重い処理を必要とするWebサービスの利用」 「それなりに3Dグラフィックス性能を必要とするオンラインゲームやMMORPGを楽しむ」といったことが挙げられる。これらの用途では、当然のことなが ら、目的に見合ったCPUパワーや3Dグラフィックス性能を満たしていることが前提だ。一方、利用目的が「Webブラウジング」や「オフィスソフトの利用」「デジカメ画像の整理(RAW現像は除く)」といった、それほどシステム性能 を必要としない処理の場合は、A4フルサイズノートはかえってオーバースペックになってしまう。コストパフォーマンスを考えると、「 4K085 」や 「NetTop」を導入したほうがいい。A4フルサイズのノートPCには、パワフルなCPUとグラフィックスが搭載されることが多く、そうしたスペックのモデルは価格が高くなってしまう 傾向になる。実際、量販店にずらりと並んでいるその手のノートPCを眺めると、大手メーカー製のモデルでは10万円を超える価格帯が多い。しかし、ホワイ トボックスやショップブランドのPCであれば、同程度の金額を出すと、ワンランク上の性能を持つデスクトップPCが買えてしまうため非常に悩ましい思いを している人もいるはずだ。そんな悩みを抱えている人やデスクトップPCの代替にA4フルサイズノートの購入を検討している人に、マウスコンピューターの「LuvBook」シリーズはうってつけだ。BTOメニューの選択を駆使すれば、6万円を切る低価格構成から10万超のハイスペ構成まで予算に合わせて自在に構成を選べるようになっている。このLuvBookに、新たに「LuvBok R」 シリーズが追加された。Rシリーズは、グラフィックスにAMDのRadeonHDシリーズを選べる点が、ほかのシリーズとの大きな違いで、AMDのGPU 切り替え技術「PowerPlay」にも対応する。今回は、その中で「LuvBook R400X2」( Dell W0391 )に触れる機会を得たので紹介しよう。R400X2は15.6型のワイド液晶を搭載し、最大解像度は1366×768ドット、キーボードにテンキーまで備えるA4フHDDは750Gバイト(2.5インチ、SATA、5400回転)が搭載されている。BTOでは2000円弱の上乗せで1Tバイトに容量アップでき るため、容量不足の不安がある人は検討してみるといいだろう。また、高速転送が可能なSSD(容量は80Gバイト)構成も選ぶことができ、パフォーマンス を追求したいなら検討したい。HDDへは本体底面部のカバーを外すだけでアクセスできるので交換も簡単に行える。 Dell G0767搭載チップセットはIntel HM65 Expressで、CPU内蔵グラフィックス機能のIntel HD Graphics 3000が有効になっている。ただ、前述したように内蔵グラフィックス以外に別途外部グラフィックスとしてAMDのRadeon HD 6730M(グラフィックスメモリー1Gバイト)を搭載する。このグGPUは、AC電源による動作とバッテリーでの動作で自動的にGPUを切り替える 「PowerPlay」という、AMDのGPU切り替え技術に対応しており、バッテリー駆動の時間を延ばすのに一役買っている。なお、PowerPlayでは、AC電源での動作とバッテリー駆動での自動切り替え、または手動によるGPU切り替えしか行えなず、アプリケーションごと にGPU動作を個別に指定することはできない。AC電源による駆動では、標準でRadeon HD 6730Mを使った動作になる。バッテリー駆動時間は、メーカー公称で約4.6時間以上となっており、枕元に置いて寝る前にBDタイトルを見るという使い 方ならAC電源を使わなくてもすみそうだ。それでは、いつものように各種ベンチマークテストを実行して、R400X2のパフォーマンスを見ていこう。まずはWindows 7のエクスペリエンスインデックスからだ。最高スコアはプロセッサの6.9、シングルチャネル動作が影響しているのかメモリのスコアは5.9、外部グラ フィックスを利用した際のWindows Aeroのデスクトップパフォーマンスと3Dビジネスおよびゲーム用グラフィックスパフォーマンスは6.8と高い数値になっている。HDDは5.9だ。BTOによるカスタマイズを利用すれば、8Gバイトメモリのデュアルチャネル動作や、高速なSSDも選択できるため、さらにスコアの底上げは可能だが、体感的には通常の構成で何ら問題ないと感じた。次にPCMark05、PCMark Vantage、3DMark06、3DMarkVantageといった定番のベンチマークと、DirectX 11に対応した3DMark 11を実行した。3DMark 11に関しては、3種類の設定「Entry」「Performance」「Extreme」で計測している。 Dell 1X511また、3Dゲーム系ベンチマークでは、FINAL FANTASY XIV Official Benchmark、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3を行っている。なお、1366×768ドットの解像度ではエラーが出てしまうベンチマークテストは、フルHD(1920×1080ドット)液晶に接続し て計測している。
Dell W0391
キーボードにテンキーまで搭載するワイドなA4フルサイズノートを導入する目的は、デスクトップPCに代わる自宅のメインマシンとしての利用がほと んどだろう。具体的には、「BDタイトルの再生を含めた高解像度動画の視聴」「Flashベースでもかなり重い処理を必要とするWebサービスの利用」 「それなりに3Dグラフィックス性能を必要とするオンラインゲームやMMORPGを楽しむ」といったことが挙げられる。これらの用途では、当然のことなが ら、目的に見合ったCPUパワーや3Dグラフィックス性能を満たしていることが前提だ。一方、利用目的が「Webブラウジング」や「オフィスソフトの利用」「デジカメ画像の整理(RAW現像は除く)」といった、それほどシステム性能 を必要としない処理の場合は、A4フルサイズノートはかえってオーバースペックになってしまう。コストパフォーマンスを考えると、「 4K085 」や 「NetTop」を導入したほうがいい。A4フルサイズのノートPCには、パワフルなCPUとグラフィックスが搭載されることが多く、そうしたスペックのモデルは価格が高くなってしまう 傾向になる。実際、量販店にずらりと並んでいるその手のノートPCを眺めると、大手メーカー製のモデルでは10万円を超える価格帯が多い。しかし、ホワイ トボックスやショップブランドのPCであれば、同程度の金額を出すと、ワンランク上の性能を持つデスクトップPCが買えてしまうため非常に悩ましい思いを している人もいるはずだ。そんな悩みを抱えている人やデスクトップPCの代替にA4フルサイズノートの購入を検討している人に、マウスコンピューターの「LuvBook」シリーズはうってつけだ。BTOメニューの選択を駆使すれば、6万円を切る低価格構成から10万超のハイスペ構成まで予算に合わせて自在に構成を選べるようになっている。このLuvBookに、新たに「LuvBok R」 シリーズが追加された。Rシリーズは、グラフィックスにAMDのRadeonHDシリーズを選べる点が、ほかのシリーズとの大きな違いで、AMDのGPU 切り替え技術「PowerPlay」にも対応する。今回は、その中で「LuvBook R400X2」( Dell W0391 )に触れる機会を得たので紹介しよう。R400X2は15.6型のワイド液晶を搭載し、最大解像度は1366×768ドット、キーボードにテンキーまで備えるA4フHDDは750Gバイト(2.5インチ、SATA、5400回転)が搭載されている。BTOでは2000円弱の上乗せで1Tバイトに容量アップでき るため、容量不足の不安がある人は検討してみるといいだろう。また、高速転送が可能なSSD(容量は80Gバイト)構成も選ぶことができ、パフォーマンス を追求したいなら検討したい。HDDへは本体底面部のカバーを外すだけでアクセスできるので交換も簡単に行える。 Dell G0767搭載チップセットはIntel HM65 Expressで、CPU内蔵グラフィックス機能のIntel HD Graphics 3000が有効になっている。ただ、前述したように内蔵グラフィックス以外に別途外部グラフィックスとしてAMDのRadeon HD 6730M(グラフィックスメモリー1Gバイト)を搭載する。このグGPUは、AC電源による動作とバッテリーでの動作で自動的にGPUを切り替える 「PowerPlay」という、AMDのGPU切り替え技術に対応しており、バッテリー駆動の時間を延ばすのに一役買っている。なお、PowerPlayでは、AC電源での動作とバッテリー駆動での自動切り替え、または手動によるGPU切り替えしか行えなず、アプリケーションごと にGPU動作を個別に指定することはできない。AC電源による駆動では、標準でRadeon HD 6730Mを使った動作になる。バッテリー駆動時間は、メーカー公称で約4.6時間以上となっており、枕元に置いて寝る前にBDタイトルを見るという使い 方ならAC電源を使わなくてもすみそうだ。それでは、いつものように各種ベンチマークテストを実行して、R400X2のパフォーマンスを見ていこう。まずはWindows 7のエクスペリエンスインデックスからだ。最高スコアはプロセッサの6.9、シングルチャネル動作が影響しているのかメモリのスコアは5.9、外部グラ フィックスを利用した際のWindows Aeroのデスクトップパフォーマンスと3Dビジネスおよびゲーム用グラフィックスパフォーマンスは6.8と高い数値になっている。HDDは5.9だ。BTOによるカスタマイズを利用すれば、8Gバイトメモリのデュアルチャネル動作や、高速なSSDも選択できるため、さらにスコアの底上げは可能だが、体感的には通常の構成で何ら問題ないと感じた。次にPCMark05、PCMark Vantage、3DMark06、3DMarkVantageといった定番のベンチマークと、DirectX 11に対応した3DMark 11を実行した。3DMark 11に関しては、3種類の設定「Entry」「Performance」「Extreme」で計測している。 Dell 1X511また、3Dゲーム系ベンチマークでは、FINAL FANTASY XIV Official Benchmark、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3を行っている。なお、1366×768ドットの解像度ではエラーが出てしまうベンチマークテストは、フルHD(1920×1080ドット)液晶に接続し て計測している。